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獣医師から学ぶペットの病気

熱中症にかかりやすい場所・状況・要因

A.室内飼育

  • 締め切った部屋の中でエアコンが無い
  • エアコンではなく、扇風機「だけ」で対応
  • 窓際かつ日向にあるケージの中に留守番
  • 水がない!

B.屋外飼育

  • 日陰のない屋外につながれる
  • つないだときは日陰だったが、
    時間の経過と共に日の当たるところになっていた…
  • 水がない!

C.散歩中

  • 暑い日の日中の散歩・運動(地面の温度+地面からの照り返し)
    • 夏の日中のアスファルトの温度は50度を超えることも
    • 人の高さより、犬の高さの方が気温が高い
    • 熱中症だけでなく、肉球を火傷する可能性もある
    • どうしても日中に散歩をする必要がある場合は、なるべく土や草の上、日陰を歩かせるようにする(でも、極力日中は避ける)
  • 外気温は下がったものの、まだアスファルトの熱が残っている時間帯の散歩

D.車等での外出先

  • 直射日光の当たる車の中で放置
  • 日陰でも真夏日のように気温が高い車中に放置
  • 水がない!

E.犬側の要因

  • 短頭種
  • 北方が原産で被毛が熱い犬種
  • 太っている犬
  • 子犬
  • 老犬
  • 呼吸器疾患を患っている犬
  • 心臓疾患を患っている犬
  • 不慣れな場所に行くと興奮する犬
  • 下痢をしているなど、既に脱水気味の犬

F.理解を深める予備知識

01)扇風機をかけても意味がない?

扇風機は熱い空気が籠もってしまうのを防ぐことは出来ますが、それだけでは十分ではありません。
と申しますのも、人間の場合は、汗に風が当たると汗が蒸発するときに身体から気化熱が奪われ、涼しく感じます。
しかし、犬は汗をかくことが出来ないので、風だけが当たっても涼しくは感じません。よって、扇風機だけではなく、エアコンも大事です(もちろん、冷房!)。

それと、身体を水で濡らして扇風機をかけたら、人間が汗をかいたのと一緒なので、気化熱で身体は冷えます。ただし、冷やしすぎには注意してください。

02)なんで水がないとダメなの?

犬は体温調節の際にパンティングをします。
パンティングはヨダレの気化熱で体温を下げるので、犬は体温が上がってくると沢山のヨダレが出てきます。この状態が続くと脱水状態になるので、水をたくさん飲む必要があります。

03)短頭種(マズルが短い)の犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

短頭種は、人為的な改良のため、喉の気道(咽頭気道)が狭く短いため、空気が軌道を通過するときに体温を下げる効率(熱の発散効率)が低く、身体を冷やす効率が悪いからです。
パグ、ブルドッグ、シーズー、フレンチブルドック、ボストンテリア、ペキニーズ、ボクサーなどがその仲間です。

04)北方が原産で被毛が熱い犬種は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

もともと熱を逃がさないように厚い被毛を持つため、生まれつき暑さに強くはないのです。
シベリアンハスキー、セントバーナード、ボルゾイ、サモエドなどがその仲間です。

05)肥満の犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

肥満の犬は、肥満した犬は、蓄積した体脂肪が断熱材の役割を果たし、放熱がうまくいきづらく、体内に熱が籠もりやすくなるので、体脂肪が少ない犬に比べてパンティングの放熱が蓄熱に追いつかず、熱中症になりやすくなるからです。

06)子犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

子犬はまだ体温調節機能が未発達の可能性があるからです。

07)老犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

老犬は体温調節機能が衰えている可能性があるからです。
歳をとると、これまでの生涯を通じて、様々なダメージが蓄積されていることがあります。また、回復力も低下していることがあります。そんなことが色々重なって、偶然体調が悪かったときに、今までなら平気だった環境で、熱中症で命を落とすこともあります。ですから、歳を取ったらいたわってあげてください。

08)呼吸器疾患を患っている犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

呼吸機能がうまく機能せず、その結果、体温調節が難しくなる可能性があるからです。

09)心臓疾患を患っている犬は、なぜ熱中症になりやすいのですか?

循環機能がうまく機能せず、その結果、体温調節が難しくなる可能性があるからです。

10)不慣れな場所に行くと、なぜ熱中症になりやすいのですか?

不慣れな場所に行くと、犬の性格にもよりますが、特に神経質な犬は不必要に興奮しやすく、その結果、体温が上昇し、熱中症になりやすくなるからです。
以上のことから、不慣れな場所、興奮しやすい場所は気温が高い時間は避けた方がいいでしょう。

2. 理解度確認問題

Q2-01.

室内飼いの犬を、気温が高い日に、エアコンを作動せずに、
閉め切った部屋に留守番させるのは大丈夫ですか?

A2-01.

危険です!

必ずエアコンを冷房で作動させてください。(cf. 2-A-01)

Q2-02.

室内飼いの犬を、気温が高い日に、エアコンが無いので、
閉め切った部屋ですが、扇風機を作動させて犬を留守番させるのは
大丈夫ですか??

A2-02.

危険です!

犬は全身に大量に汗をかく動物ではないので、風が当たることでの冷却効果は期待できません。必ずエアコンを冷房で作動させてください。(cf. 2ーA−02)

Q2-03.

エアコンで温度管理できている室内なら、
日の当たるところにケージを置いてそこに留守番させても
大丈夫ですか?

A2-03.

日陰に置きましょう!

屋外飼育の犬を、朝、日陰の場所につないでおけば大丈夫ですか?

Q2-04.

屋外飼育の犬を、朝、日陰の場所につないでおけば大丈夫ですか?

A2-04.

大丈夫ではないかもしれません。

「つないだときは日陰だったが、時間の経過と共に日の当たるところになっていた…」などということになる可能性があるので、ハウス(いわゆる犬小屋)などで直射日光を防ぐ設備は必要です。(cf. 2ーB−01)

Q2-05.

暑い日の日中の街の中の散歩・運動はちょっとぐらいならいいですか?

A2-05.

やめましょう!

街の中のアスファルトの温度は、夏場は50℃を超えることもあります。地面の温度+地面からの照り返しで熱中症になるリスクもさることながら、あなたが裸足で歩けばわかりますが、肉球を火傷する可能性もあります。どうしても日中に散歩をする必要がある場合は、なるべく土や草の上、日陰を歩かせるようにしましょう。でも、極力日中は避けましょう。(cf. 2ーC−01)

Q2-06.

では、外の温度が下がってきたので、散歩に行ってきてもいいですか?

A2-06.

地面の温度を確認してください。

あなたが裸足で歩けるならば大丈夫かもしれません。まだ熱いなら、止めておきましょう。(cf. 2ーC−02)

Q2-07.

犬をケージに入れて車で移動中、犬に日光が当たるのは仕方ないので、
エアコンをかけていれば大丈夫ですか?

A2-07.

犬をケージに入れて車で移動中、犬に日光が当たるのは仕方ないので、
エアコンをかけていれば大丈夫ですか?

冷気が届いていないなら、熱中症になる可能性があるので、ペットボトルに水を入れて凍らせたものや、ジェルタイプの冷却マットなどを用意しておくとよいでしょう。お水もお忘れなく!(cf. 2ーD−01)

Q2-08.

暑い日でも、日陰に駐車しているなら、
車内に留守番させても大丈夫ですか?

A2-08.

やめましょう!

日陰に駐車していても、車のボディは熱くなっていますから、その影響で車内温度が上がる可能性があります。(cf. 2ーD−02)

Q2-09.

熱中症になりやすい犬ってどんな犬ですか?

A2-09.

次の様な特徴を持つ犬が熱中症になりやすいといわれております。

1)短頭種
2)北方が原産で被毛が熱い犬種
3)太っている犬
4)子犬
5)老犬
6)呼吸器疾患を患っている犬
7)心臓疾患を患っている犬
8)不慣れな場所に行くと興奮する犬
9)下痢をしているなど、既に脱水気味の犬(cf. 2ーE)