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獣医師から学ぶペットの病気

熱中症を防ぐには?(予防)

A.室内

  • 暑い日はエアコン(冷房)で温度管理
    ・窓を開けて風を入れる、扇風機はほとんど役に立ちません
  • 狭く密閉された空間に長時間放置しない
  • ケージも南西の窓際を避ける
  • 直射日光を遮るためにカーテンを閉める
  • 市販のクールマットや冷却ジェルなどを置いておく
    ※ただし、成分にエチレングリコールを含まないものを使用すること!
  • 水を入れて凍らせたペットボトルをタオルで巻いたものを置いておく
  • 涼しい場所に自分で移動できるように、スペースを用意する
  • 飲み水を欠かさないこと(複数の容器で対応)

B.屋外

  • 屋外飼育なら日陰で風通しの良いところにつなぐ
  • 時間帯によって陽当たりは変わるので、注意する
  • ハウスに日よけを設置(直射日光を遮る)
  • コンクリートやアスファルトよりも土や木(すのこ)のある場所に
  • 飲み水を欠かさないこと(水温が上がらないよう、置く場所に注意)

C.外出先

  • 気温の高い時間帯は散歩や運動をさせない
  • 夏期の散歩は、
    • 朝、気温が上がる前
    • 夕方〜夜、アスファルトの路面温度が下がってから
    • アスファルトを手で触って、熱くないかどうかを確認
    • 無理させずに短時間で済ませていい
  • 濡れタオルや「ひんやりグッズをタオルで巻いたもの」を首に巻いて歩く
  • 出来るだけ日陰や土の上を歩かせる
  • 車に乗せるときは出来るだけ日中を避ける

    参考資料:真夏の車内温度−短時間で熱中症の危険!【JAF】

    駐車条件の異なる車両(ミニバン)を5台用意し、炎天下における車内温度を測定。
    約15分で30度超えの危険指数に達し、30分後には40度を超える結果に。

    ※出典:一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF)サイト

  • 車に乗せるときは日光の当たらない場所に
  • 車に乗せるときは車内の温度を充分にコントロールする
  • わずかな時間といえども、車内に犬を放置しない
  • 飲み水を欠かさないこと(水分補給をまめに)

D.犬側の要因

  • 大型犬、肥満、短頭種、北方が原産の犬、長毛種、子犬、老犬は、
    暑さに弱いと心掛ける

E.油断大敵!こんなこともある!

  • 飲み水が足らなくなった!
  • 夏場の落雷による停電でエアコンが停止した!
  • 日陰につないだつもりが時間の経過と共に日の当たる場所になっていた!
  • 扇風機が効果的と勘違いしていた!
  • 今年初めての夏場のエアコン作動させたら、
    冬場の「暖房」のまま外出してしまった…

※かつて、「今年初の真夏日、冬以来、久々にエアコンをかけて仕事に出掛けて帰宅したら…、暖房運転で、愛犬が…」という、痛ましい事故もありました。そんなことにならない様、お気を付けください。

2. 理解度確認問題

Q3-01.

私がエアコンが嫌いなので、扇風機を使っていますが、
それではダメですか?

A3-01.

ダメです!

お気持ちはよくわかりますが、人間と犬は違う生き物です。人間は全身で汗をかくから扇風機の風で涼しくなりますが、犬は全身に大量に汗をかく動物ではないので、扇風機で涼しくはならないからです。(cf. 3−A−01)

Q3-02.

うちの犬は大量に水を飲むので、留守中に無くなってしまったら
どうしようかと心配です。何かいい対処法はありますか?

A3-02.

複数の容器で対応するのが現実的です。

(cf. 3−A−09)

Q3-03.

我が家は屋外飼育なのですが、
やはり水を日向に置いていたらダメですか?

A3-03.

水温が上がるので、日陰に置いてあげてください。

(cf. 3−B−05)

Q3-04.

やはり、車内で留守番はさせない方が良いでしょうか?

A3-04.

やめましょう!

万が一のことが起こったら後悔しませんか?私は一緒に連れ出した方がいいと思います。
(cf. 3−C−08)

Q3-05.

石でできたクールボードを薦められましたが有効ですか?

A3-05.

「ちょっと暑い(熱中症の危険性がない)」くらいなら、ひんやりしていて心地いいのですが、熱中症になるほどの暑さの場合はほとんど効果を期待できないかもしれません。

それはなぜかというと、クールボードが有効なのは、体温に比べてクールボードが冷たい場合に限ります。体温と同じか、それよりも高温になったら犬の体熱が石に移動しないため、冷たくは感じませんし、意味がありません。

このことは、石に限らず、他のタイプのクールボードやクールマットでも同じです。(cf. 3−A−05)

Q3-06.

冷やすときにどうしてエチレングリコールを含んだ
保冷剤を使ってはいけないのですか?

A3-06.

中身を食べると腎不全で急死する可能性があるからです。

冷凍庫に入れても固まらないタイプの保冷剤には、車の不凍液同様「エチレングリコール」が使われていることがあります。
これを犬が食べると、エチレングリコール中毒となり、最悪の場合、死亡事故に発展することがあります。飼い主さんが体表に付けて冷やしているだけなら何も問題はありません。
しかし、保冷剤を犬がおもちゃにして噛んだり、爪で傷つけたり、どこかにぶつけるなどして表面のシートが破れて中身が出ると、エチレングリコールは甘い香りと味がするために舐めてしまいます。エチレングリコール自体は毒性物質ではありませんが、肝臓で代謝されることでシュウ酸エステルなどの毒性の高い物質が発生し、それが原因で腎臓にシュウ酸カルシウムができてしまい、腎不全になって死亡することがあります。
もし万が一口にしてしまったら、すぐに(12時間未満)動物病院に連れて行ってください。
保冷剤を食べたり、かじったりして中身を舐めたりしたら、「数日様子をみよう」などとのんびり構えていると、腎不全で死ぬかもしれませんので、とにかく動物病院に急いでください。そして「エチレングリコール入りの保冷剤を食べました!」とお伝えください。その際には、中身を食べてしまった保冷剤を持参し、食べてしまった時間や量も記録して持っていくといいでしょう。
もちろん、エチレングリコール入りの保冷剤しかない場合は、タオルなどに包み、犬が口にしない様に使用するなどの工夫が必要です。
くれぐれも留守中にエチレングリコール入りの保冷剤や冷却ジェルマットなどを使わない様に注意しましょう。
なお、成分標記のない保冷剤は念のために使わない方がよろしいかと思います。
(cf. 3−A−05)