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獣医師から学ぶペットの病気

熱中症の対処法

まず冷やす!→動物病院へ!

A.まず冷やす!

  • グッタリしてから60分以内に(2〜3時間経過すると復活が難しい可能性大)
  • 日陰の風通しのいい場所へ移動させる(木陰、窓を開ける、扇風機など)
  • 水を飲みたがるならば(飲むことが出来るならば)好きなだけどんどん飲ませる
  • 頭部、首筋横、脇の下、そけい部(後肢の付け根)を濡れタオル等で冷やす
    • 動脈のある部分と、頭部を冷やします
    • これらの部位には大きな血管が集まっていて、そこから末端に血管が分枝しているため、
      血液を介して体温を下げる
    • 氷や保冷剤、冷却グッズで冷やしても良し
      ※ただし、保冷剤や冷却ジェルマットを使う場合は「エチレングリコール」を含まない
       ものを使用すること
    • この間に、かかりつけの動物病院に連絡し、指示を仰ぐ
  • ただし、冷やしすぎはダメ(直腸温度が38℃台まで)
    • 水を全身にかけて冷やすのは冷えすぎになったときに止められない
    • 犬の平熱は38.5〜39℃くらい
    • 低体温(36.7℃以下)になると、低体温症となり、緊急を要する
    • だから、濡れタオルや冷却グッズで対処する方が、コントロールしやすい
    • どうしても水に浸ける場合は、ビニール袋等に包んで水に浸けると、身体が濡れずに済むので、
      体温コントロールしやすい
  • 粘り気のあるヨダレが多いならば取り除く

    体温が下がって症状が落ち着いたからといって、安心して油断してはいけません。
    見た目は平常に戻ったようでも、体内の臓器・組織がダメージを受けている可能性があります。

B.動物病院へ!

  • 脱水や電解質等の補正や、体内のチェックをしてもらうため
    必ず健康診断を受けましょう
    • 症状が出ていないからといって油断できません
    • 内臓にダメージを受けている場合もあります
    • 例え回復が早かったとしても、必ず受診してください

C.理解を深める予備知識

01)冷やすのが遅れたら…

ぐったりしたならば、出来るだけ早く冷やすことが重要です。ぐったりしてから30〜60分以内に冷やすならば回復出来る可能性が高いですが、2〜3時間経過すると復活が難しい可能性が高いからです。

02)上の方では扇風機は無意味だと書いてありましたが…

扇風機だけでは冷却効果が低いですが、水をかけて冷やすので、これは人が汗をかいたのと同じですから、気化熱で体温を下げる効果が期待できます。ただし、下げすぎにご注意ください。

03)なぜ、動脈のある部分を冷やすのですか?

大きな血管を冷やすと、そこから末端に血管が分枝しているため、冷えた血液を介して体温を下げる効果が期待できるからです。

04)犬が熱中症になったら、とにかくガンガンに冷やせばいいのですよね?

何事も過ぎたるは及ばざるがごとしで、冷やしすぎると、今度は低体温症で生命の危機に瀕します。直腸温度が38℃台程度までにしてください。
ですから、間違っても氷水に身体を浸けるなどということはなさらないでください。

05)水に浸けるのも冷やしすぎによくないと聞いたことがあります…

その通りで、水を全身にかけて冷やすのは冷えすぎになったときに止められなくなります。本当は、水で濡らして冷やすより、氷や冷却グッズ等で、頭、首の両脇、脇の下、そけい部を冷やした方が、コントロールしやすいです。

06)体温が下がって、症状が落ち着いたようなら、動物病院には行かなくてもいいですか?

いいえ、行って健康診断を必ず受けましょう。
体温が下がって症状が落ち着いたからといって、安心して油断してはいけません。見た目は平常に戻ったようでも、体内の臓器・組織がダメージを受けている可能性があります。

4. 理解度確認問題

Q4-01.

熱中症が疑われたなら、まず何をしたらいいですか?

Q4-01.

日陰に移動して、水を(飲めるなら)飲ませて、冷やす!

(cf. 4−A)

Q4-02.

グッタリしてから冷やすまでの目安ってありますか?

A4-02.

グッタリしてから60分以内に冷やしてください。

(cf. 4−A−01)

Q4-03.

グッタリしてから60分程度経ってしまったので、
犬を氷水に浸けて一気に冷やしていいですか?

A4-03.

やめましょう!

確かに、氷水に浸ければ急激に体温を下げることはできますが、逆に低体温症を引き起こす可能性があります。つまり、平熱まで下がった体温が更に下がってしまうのです。もちろん、絶妙なタイミングで冷やすのを止めればいいのですが、それは難しいので、身体を冷やすときは水道水を使ってください。
補助的に氷を頭や首の付け根や脇の下、後肢の付け根(そけい部)のは有効ですが、それも冷やしすぎにならない様に注意が必要です。(cf. 4−A−04,05)

Q4-04.

小型・中型犬はお風呂に水をためてそこに浸けるのは有効ですか?

A4-04.

有効です。

ただし、氷水のように冷たいのは避けてください。ただし、身体が濡れてしまうと、冷えすぎになったときに止められないので、濡れタオルや冷え冷えグッズで対処する方が、コントロールしやすいことを覚えておいてください。(cf. 4−A−05,05)

Q4-05.

大きな犬は主にどこを冷やしたらいいのですか?

A4-05.

頭部、首筋横、脇の下、後肢の付け根(そけい部)

(cf. 4−A−04)

Q4-06.

なんで「首の付け根や脇の下、後肢の付け根(そけい部)」を
冷やすことが効果的なんですか?

A4-06.

これらの部位には大きな血管が集まっていて、そこから末端に血管が
分枝しているため、冷えた血液を介して体温を下げるからです。

(cf. 4−A−04)

Q4-07.

どの段階で動物病院に連絡したらいいですか?

A4-07.

冷やしている段階で連絡してください。

(cf. 4−A−04)

Q4-08.

冷やす前に動物病院に連れて行った方がいいのではないでしょうか?

A4-08.

時間が勝負なので、まずは冷やしてから動物病院に行ってください。

冷やしはじめてすぐ冷えるわけでもないので、優先順位は「冷やす→動物病院」です。(cf. 4−A−04、4−B)

Q4-09.

熱中症からの回復も早く、特に症状も残らなかったから、
動物病院に連れて行かなくても大丈夫ですか?

A4-09.

症状は出ていなくても、脱水や電解質等の補正や、体内のチェックを
してもらうために、必ず動物病院で健康診断を受けましょう。

(cf. 4−B,4−C−06)

Q4-10.

冷やしすぎるとどうなりますか?

A4-10.

低体温症で、今度は別の命の危険にさらされることになります。

(cf. 4−C−04,05)

いかがでしたでしょうか?
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あなたと、愛犬との暮らしに楽しい時間が多くなりますことを願っております。
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また、こちらはご参考まで

  • 犬の熱中症週間予報