

セミナーを受講したが得るものが無なった…
先日、ある経営者向けのセミナーに参加したときの話です。
隣の席に座った方が、通販会社の社長さんでした。
セミナー前の隣同士の自己紹介で「売上が伸び悩んでいる」とのことで、何か打開策はないか?とこのセミナーに参加されたのだそうです。
午前10時から午後5時まで続いたセミナーが終了した後の「隣同士で今日学んだことのシェア」をする時間でこの方は
「得るものが無かった…他のセミナーでも言っていることばかりだった…」
と、ガッカリされていました。
私が同じセミナーをどう活用しているか?
私は、このセミナーを「毎年ほぼ同じ内容」にもかかわらず、毎年受講しています。
受講している理由は、
●誤解していることが無いかを確認
●知ってはいるけれど、実践していないことがないかを確認
●手はつけたけれど習慣化できていないことがないかを確認
するために受講しています。
一日使って、自分の事業運営に漏れがないかを毎年確認しに来ているわけです。
そう申し上げると、「須崎は、通販で結果を出しているのだから、自分でできるでしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、私は経営コンサルタントではないので、普段、頭の中を100%会社運営に使っているわけではありません。
ですから、適切なガイドがあった方がチェックの漏れが少ないと判断して、一日使って確認をしています。
素振りには素振りの役割がある
上手くいっていないと、ついつい「起死回生の奇をてらった秘策」に手を出したくなるものです。
かく言う私もかつてはそういうタイプでした。
そして、失敗し続けて、このままではダメだ…と思ったところで、イチロー選手の名言
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
に出逢い、
「そうだよな…。基礎をおろそかにして、秘策なんて無理に決まってる!」
と実感しました。
当たり前のことを当たり前にやり続ける事、継続が難しいことを自分でよくわかっています。ですから、プロのセミナーを受講して、課題を見つけて、それを克服する努力をしています。
まだまだ完全ではありませんが、おかげさまで、こんなふうに表彰されるようにまで成長できました。

しかし、先ほどの方は、途中のシェアのときも「知ってはいるんだけどね…」と色々な理由をつけて、学んでも実践していない方でした。
先にも申し上げましたが、実は私も昔はこの方と同じだったので、お気持ちはよくわかるのです…
私達は今得ている結果を得ることに成功している
「なにかあるはずだ!」
と簡単に、楽して結果を出す方法を探していた時期がありました。
新しい情報を追い求めてあちこちセミナーを受けたり、教材を買って学習したり、コンサルティングを頼んだこともありました。
しかし、結果が出ないのです…
そして、いよいよヤバイ状態になり、このままでは倒産する…
と思った時に、
「私達は今得ている結果を得ることに成功している」
という言葉を思い出し、「新しい事を追い求める」生活を止め、気持ちを切り替えて基礎を正確に取り組むことに方針を変えました。
結果を出している人の一挙手一投足を完コピ
結果を出している人に学び、簡略化したり、自己流にアレンジを加えたりせずに、結果を出している方の一挙手一投足を完全コピーすることにしたのです。
結果を出していない自分が今までやってきた解釈や、価値判断基準を全否定して取り組みました。
結果を出していない自分が気に入ること、納得出来ることはひとまず脇に置いて、「自分なりに…」を絶対にやらないと決めて、今までおろそかにしてきたこと、大事には思えなかったことを愚直に取り組んだのでした。
そうしたら、結果が出はじめたのです!
このとき、次の様なことを痛感しました。
人は地獄に落ちないと本当の意味で学べない
東洋思想に「陰陽論」というものがあります。
「世の中は絶えず変化し、陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ずを繰り返している」
という教えがあります。
陰陽どちらかに振り切らないと、反対には行けないということです。
それからは、同じことでも繰り返し学ぶことにしました。
知っているかどうかではなくできているかどうか
この
「知っているかどうかではなくできているかどうか」
「何を学べるかではなく何に気付けるか?」
と視点を変えたことは、私の人生にとても大きな影響を与えました。
と申しますのも、たくさん学んでいる方なら誰しも共感していただけると思うのですが、正直、新しい事を追い求めるのには限界が来ます。
最初は本の全てが目新しい事でも、数年もすれば「以前読んだ本の焼き直し」のように思えることが多々あると思います。
もちろん、学びに終わりはないのですが、「新しい学びが一段落した」と感じる時は必ずやってきます。
そんなときに「あっ!それ知ってる…」ではなく、
「自分は実践しているだろうか?」
「自分は習慣化できているだろうか?」
「誤解や勘違いはないだろうか?」
と、繰り返し学び直すことは経験上大事だと感じております。
ペットアカデミー受講生から言われた嬉しいお言葉
実は、ペットアカデミー受講生から同じ様なことを言われました。
「私がペットアカデミーで学び続けている理由のひとつが、『原点に帰る場所』が欲しいからです。
ちまたには、いろいろな『新しい情報』がありますが、ペットアカデミーで学んだ『情報の捉え方・解釈の仕方』でその『新しい情報』をみると、その真偽が自分で判断できるようになったのです。
ですから、ここで学んでいると、自分がブレずに済みます。
実は一度退会して、他の勉強を始めたのですが、新しい知識を学んでも、どういう思考でその知識を運用するかはそこでは教えてもらえませんでした。
そして、その通りやっても結果も出ないし、色んな情報に翻弄されて自分がブレてきていることがわかったのです。
それで、一年前にまたペットアカデミーの受講を再開したのですが、ブレない視点をまた作りなおすことが出来ました!(笑)
ほんと、浮気してごめんなさいって感じなのですが、浮気したからこそ、ペットアカデミーの良さがわかりました。
これからも、『んっ?』と不安になったとき、『そうだよね』と確認出来るペットアカデミーでいてください。」
という、ありがたいお言葉をいただきました。
そうなのです。
新しいテクニックや新しい情報を学んでも、頭の中でどう考えてそれをやるかもセットで学ばないと、結果も出ないんですよね。
ですから、これからも新しい事はもちろんですが、ちまたの珍情報や怪情報に接したときに、自信をもって判断出来る材料を学べる講座でありたいと思っております。
学びに終わりはありません。
一度触れた情報も習慣化されて初めて意味があります。
くれぐれも、情報に一度触れたぐらいで、「知った気」にならず、お互い、謙虚な気持ちで学び続けましょう!
ペットアカデミーは、須崎が一番全力を傾けている学びの場です。
玉石混淆の情報の中から、「玉」を取り出す能力を、ペットアカデミーで身につけてみませんか?