ペットアカデミーでは、昨年末から、食べても痩せる、食べていないのに太るといった、よくペットでありがちな題材を用いて、「身体の調整」がどの様に行われているかを学んでいただいております。
「知らないことが不安に繋がる」「判断を誤る大きな理由は知らないからである」といわれますが、例えば、タイトルのような状況のペットの診療を受けた際に、ペットアカデミー生とそうでない方の診療では、大きな差があります。
まず、普通は「食べさせているのにガリガリに痩せている」ならば、「もっと食べさせる」様です。
しかし、ペットアカデミー生は「ガリガリに痩せることにつながっている原因を探ろう」と受診されます。
物事には必ず原因があります。
「食べさせているのにガリガリに痩せている」場合、食べたからといって太れる状況にないことが普通なのですが、そこを無理して食べさせたり、高カロリーの食事を摂らせたりしてしまう方が多いものです。
その結果、体内の原因がより深刻になって、他の所に原因が広がって、よりダメージが大きくなることが多いのです。
食べてもガリガリにやせる子は、沢山食べさせたからといって太れる状況にないことがほとんどです。消化・吸収がうまく行っていないか、身体のどこかでエネルギーの大量消費が行われている部分があるなどの原因があります。
表面上の数字合わせだけに一喜一憂するのではなく、「必ずある原因」を探して解決するということが重要です。
間違った選択をして後悔しないためにも、しっかりとしたことを学びたいものです。