

前回は、努力が空回りする飼い主さんの特徴についてお話しさせて頂きました。
いろいろ調べて、自分なりに努力しているのに、犬猫の体調がこじれていく…
そんな方々と接してきて、私は「ある特徴」に気付きました。
そして確信したことがあります。
それは…
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いかなる問題も、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない。
アルベルト・アインシュタイン
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The problems that exist in the world today cannot be solved by the level of thinking that created them.
Albert Einstein
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問題解決力が低い人が心地よい情報はダメ情報!
あなたの記憶に残して頂きたいのであえて刺激的な表現を選択しましたが、私はそう感じています。
前回、「私たちは今得ている結果を得ることに成功している」と書きました。
日々の結果は
解釈→思考→判断→決断→行動→結果
で得ています。
ということは、私達が悩んだり、迷ったりして「望む結果を出せていないとき」に、その状態の意識が心地よい、納得できる、共感できる情報は、今まで出てきた上結果と同じ結果を得ることに成功するに過ぎない可能性が高いです。
つまり、また失敗する…
そして「望む結果が出せていないとき」、納得できない情報が、実は必要な情報かもしれないのです。
結果を出している人が偉い!
これは私も経験があるのですが、欲しい結果を得ている人の意見は、結果を出していない人にとっては不快に感じたりするものです。
痛いところつかれて「それはわかっているけど…」といいたくなるのです。
しかし、結果が出ていない自分にとって不快に感じる「結果が出ている人が発信する情報」は、結果を出せていない自分からは見えない視点があり、ともすると理解出来ないこともあるのですが、実はどちらを優先したら良いかというと、結果を出していない人の視点ではなく、結果を出している人の視点です。
つまり、結果を出していない自分にしがみつくより、「結果を出している人が偉い!」と考えて、心機一転取り組んだ方が大抵結果に繋がるのです。
悩み続ける自由もある
もちろん、今までのように悩み続け、解決できない状態を続ける自由もあります。
しかし、それに付き合わされる犬や猫はたまったものでは無いのではないでしょうか?
ですから、「ここは好きだ嫌いだ」はちょっと脇に置いておいて、問題を解決できる情報、事に集中してみてはいかがでしょうか。
そして、よくありがちな、「共感できます」と言うふわふわした判断基準ではなく、結果を出すことに焦点を合わせた生き方ができるようになると、ペットのことだけでなく、仕事やプラーベートのすべてのことを「この基準でやればいいんだ!」ということがわかり、入り口はペットの食事だったり病気直だったりするのですが、気がつけば自分の人生全てにこの取り組む姿勢が影響してきて、人生の悩みが減り、「問題がたとえやってきたとしても、解決すればいいだけじゃん!」という状態になっていくものです。
寄り添っていい場合と悪い場合がある
私がビジネスの勉強をしたときに、
「ビジネスの基本は、あなたの言いたいことを言うことではなく、顧客が欲しいもの、知りたいことを欲しいことを提供するべきだ。」と教わりました。
つまり「今悩んでいる人に寄り添え」ということです。
しかし、生き死にに関わることで、結果を出していない人に寄り添ってしまったら共倒れをします。
溺れている人に泳げる人が助けに行って溺れている人に捕まられたら、両方が溺れてしまうように…。
ですから問題を解決する際には、結果を出している人が結果を出していない人に合わせるのではなく、
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結果を出せていない人が結果を出している人に合わせる
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という姿勢が必要なのです。
そうすることによって短時間で結果を出せます。
特に、余命宣告されたような子たちが多く集まってくる須崎動物病院ですから、この意見に納得していただけない方には、お互い時間の無駄になるので、関わらないほうがいいでしょうと伝えることすらあります。
そのぐらい、切羽詰まった状況ならば、結果を出していない人は「結果を出していない人の気持ちもわかってください…」などと言ってはいけないとご理解いただけると思います。
結果を出さなくても良いのでしたら、ビジネス的には結果を出せない人の意見に寄り添って、共感したり、ねぎらったり、ご機嫌取ったりした方がいいのかもしれません。
しかし余命宣告をされてしまったらもう残り時間がわずかなのです。
そんな時に結果を出してない人に寄り添ってしまったら、制限時間がやってきて、当然のことながら結果が出るわけがありません。
ですから、そこは気持ちを切り替えて、「結果を出している人に従うべき」だと思います。
新しいことを知るより答え合わせをしよう!
確かにそうだなとここで思えた方は、ぜひ、ペットアカデミーで学んでみてください。
ペットアカデミーの活用法として正しいのは、もちろん新しい情報を学ぶということも大事です。
しかし、
「世俗に戻ると、巷に溢れている情報の影響にを強く受け、流されてしまう…」
という方がとても多い現実があります。
そんな方に申し上げたいのが、一度学んだことでも、もう一度復習するとか、「自分はこう思う」ことに対しての答え合わせや確認をする場はとても重要です。
ですから、新しい知識を学ぶ場、復習する場(定着させる)、答え合わせをする場としてペットアカデミーを活用していただきたいのです。
そして、現在教材としてないものは質問をすればその質問に講師の須崎が答える仕組みがあります。
ですからあなたが知らない知ることができない事はございません。
ぜひ有効活用して、変な情報に流されず、惑わされず、楽しい時間が多いペットライフを送っていただきたいと思います。