

八王子の診療所には、たくさんの本があります。
先日、診療で、それを見た飼い主さんに、
「須崎先生は情報断捨離をしないのですか?私は、あまりにも世の中に情報が多すぎて、どれを信じたらいいかわからず、ストレスを抱えやすいので、健康のためにも、情報断捨離をしています。先生は、とてもお忙しいですし、倒れられたら多くの飼い主が困るから、こんなにたくさん本を読んだり、情報収集をたくさんするのを見ると、心配になります。」
と言われました。
確かに世の中には情報断捨離を進める人がいます。いろいろな情報に影響を受けて、それが小さなストレスとなり、それが蓄積することで大きなストレスになり、その結果体調に支障をきたすようになるのだとか…
そういう意見があり、それを実践して心身の状態が良くなる人をみてはいますが、私はしません!
情報処理能力を高めるためのトレーニング!
なぜならば、知的スタミナがあり、情報処理能力が高ければ、たくさんの情報に触れたり、インプットしたり、処理することで、それほどストレスはかかりません。
逆に知的スタミナが少なく、情報処理能力が低いと、様々な情報の影響を受けやすくなり、ストレスが増える傾向になる可能性があります。
ですから、
●知的スタミナをつける
●情報処理能力を高める
ことが情報断捨離などを考えずにすむポイントと思います。
情報から逃れることは出来ないから普段から鍛えておく!
実際私は、次々触れる情報をシューティングゲームのような気持ちで接しています。
何かの情報が来たら「はい、ダウト!それはこういう条件でしか成立しません!このような条件だったらそれは適切ではありません!そんなときは、こういう風にしたらそれは大丈夫です!」などのように処理しております。
普段からいろいろな情報に積極的に触れることで、処理能力が鍛えられるし、知的スタミナも維持されます。
この全く逆で、それはストレスになるから遮断して逃げようという考え方があります。
さて、これは本質的な解決になるのでしょうか?
逃れられないことから逃げたら、弱るだけ…
残念ながら、情報断捨離は、一時しのぎにしかなりません。
なぜならば、日常生活で「情報がやって来ること」からは逃げられないからです。
私達は日々、様々な情報に触れますから、処理能力が低い状態で、それを高めることもせず、逃げ回っていたら、不用意に接してしまった情報の影響を受けてしまいます。
ですから
●普段から情報に積極的に触れ
●それを適切に処理していき
●正しいか間違っているかわからないときには、それを秒で判断できるプロに確認をする「環境」を用意しておくこと…
で日常生活で大きな損をしないようなれるのです。
あなたが好むと好まざるとに関わらず、世の中は情報戦の世界ですから、知的スタミナが少なく、情報処理能力が低いままだと、ヘンな情報の餌食になって、大きく損をする可能性が出てきます。
ではどうしたらいいのでしょうか?
怪情報の餌食になったり,損しないために必要なこと
あなたが大きな損をしたり、ヘンな情報の餌食にならないためには、面倒くさいかもしれませんが、
「一つ一つ正しく知ること」
を大切にしてほしいです。
確かに手間かかるし、時間もかかりますが、飼い主さん達を見ていると、これが一番確実です。
もちろん、完璧になることなど絶対にないのですが、どこかで、合格点をとり続けられるようになります。
その頃には、判断力が養われているし、ちょっと調べれば、この状況で何が適切で何が不適切かを判断できるようになるし、知的スタミナもついているので、適切に処理ができるようになるはずです。
ゲーム感覚で情報をどんどん処理していけばよろしい!
そうすると、いろいろな情報が次々とやってきたとしても、本当にシューティングゲームのように秒で処理ができるようになるので、ストレスが溜まるどころか、楽しくすらあります。
このように、情報断捨離の真逆で、情報を浴び続け、クイズやシューティングゲーム形式で処理することを繰り返すことで、処理にかかる時間もどんどん短縮され、あなたにかかる負荷も減り、よってストレスも減ります。
仮に怪情報が突然降って湧いてきても、ヘンな影響を受けること無く、適切に処理することができるようになります。
そして、仮に間違った判断をしたとしても、途中で気がつき、新しい流れを作ることができるので、大損する事はありません。
ちなみに私は、メルマガを一日に100から200通は読んでいます。
お風呂に入っている間に読んだり、特定のメルマガをバックナンバーを含めてまとめて読んだりして、いろいろな視点の情報に触れるようにしています。
私の考えに近いメルマガ、私の考え方と正反対の内容のメルマガ、どちらも読んでいます。
通常、後者のメルマガやサイトを読む作業は、強いストレスが生じるのでそれはやめた方が良いと言われております。
しかしそれは私は「あなたを成長させないための罠」だと思っております。
あなたを楽にさせる提案は「ワナ」かもしれない…
というのも、視点が増えれば問題解決力が上がります。
ですから、適切な予備知識が増え、情報処理能力が身に付き、適切に答え合わせができる能力が育つと、突然やって来た情報が、適切な情報なのか、アホな情報なのかの見分けがつくようになります。
そして大きな損はしなくなります。
例えば、今回のコロナ騒動のときに、ウィルス対策で、首から何かをぶら下げていた方は、その行為だけで「私はデマを信じるカモです!」と周知させているようなものです。
よかれと思ってやったことが「カモ発見!」になることも…
遠くから見たら、あれをつけているだけで「あーこの人はあまりよく考えないタイプの人なんだ…」というレッテルを貼られかねません。
しかも、適切に教えてくれる人がいればいいのですが、誰も教えてくれないかもしれません。
もしくは、「あっ!あなたも付けているの?私もつけてるのんっ♬」という人たちがきっと寄ってくるでしょう。
そうすると、本来不適切な情報をが、その人の間では適切な情報になってしまいます。
そうすると、適切な情報を知っている人たちはその人たちに近づかない選択をするかもしれません。
そうすると、情報を適正化する機会を逸しますので、やっぱり損ですよね。
なのでちゃんと適切に一つ一つ学び、時々答え合わせをする習慣と環境を作ることが「急がば回れ」で近道なのだと思います。
早く実力をつけたければ、急がば回れ!
以上のことから、最初はしんどいかもしれませんが、長い目で見てみれば、情報断捨離をするよりは、積極的に情報に触れ、適切に処理していく作業を繰り返して、地頭を鍛えて、実力をつける方が、あなたにとってメリットがあると思いますがいかがでしょうか?
ちなみに、ペットアカデミーでは、毎回受講生の方がいろいろな視点から情報を学び、自分で解釈、判断、決断、行動、思考、できるようになっているので、この度のコロナ騒動で不必要に不安になってパニックになる人はいませんでした。
仮に不安なことがあったとしても確認をすることもでき、わからない事は質問もできるので、いちいち不安を煽りたがるマスメディアの情報に影響は受けませんでした。
結局、情報化社会を生きる上で、ストレスを減らして生きていきたければ、逃げたり、触れないような環境を整える情報処理能力を高めることが、一番のストレス対策になると思います。
ただし、例外があります…
精神的に疲れているときは、無理をしない!
もちろん、あなたが肉体的にも精神的にも疲れているときに、情報に立ち向かうことはオススメしません。
そんなときは情報断捨離したらいいでしょう。
だからといって、普段から情報断捨離していたら、いつまでも情報に怯える生活を送ることになり、入ってくる情報も限られてくるので、同じ様なミスを繰り返す生活が続く様になるかもしれません。
同じ影響を最小限にするのでも、処理できるから影響を受けません!と、触れないから影響を受けません!は違うのです。
風邪と一緒で、具合悪いなら家でじっと寝ていなさい(情報断捨離しなさい)!
元気になったら、また頑張りなさい(情報処理しなさい)!
というのは、同じなのです。
ペットアカデミー受講生は、ヘンな情報に惑わされない情報処理能力が身に付くし、迷ったら、結果を出しているプロに相談出来るという環境が整っております。
ヘンな情報に負けない環境作りの一環として、ぜひ、ペットアカデミーや各種教材、セミナーをご活用下さい。