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2022年4月

犬が前肢を舐める&指の間が赤く腫れているのは
ストレスが原因?

ちょっと前に、

「犬が前肢を舐めたり、その結果指の間が赤く腫れたりするのはストレスだから、もっと遊んであげてください。」と言われた飼い主さんが当院を受信しました。

ところで、前肢を舐めたり、その結果指の間が赤く腫れたりする原因は本当にストレスだけなのでしょうか?

足を舐めるの原因はストレス?

確かに、精神的なストレスが原因でなる可能性は「ゼロではない」かもしれません。

でも、それ以外の原因も考えられるのではないでしょうか?

実際、その飼い主さんはしっかり時間を取って遊んでいるし、精神的なストレスを与えているとは感じられず、他に何か原因があるのではないだろうかと考えて当院にお越しになったのでした。

愛犬が前足を頻繁になめるのは何かのサイン

まず、大前提は「愛犬が前足を頻繁になめるのは何かのサイン」であることは間違いありません。
そして、それには

肉体的ストレス(不快感がある)

精神的ストレス

があると分類できます。

3つの肉体的ストレス

肉体的ストレスには主に次の三つが考えられます。

1)痛み
2)痒み
3)シビれ

です。

痛みで足先を舐める

足先の痛みにもいろいろな理由が考えられます。

(1)キズがある
・散歩、ドッグランで走ったり遊んでいる際に小石やガラスを踏んでしまったり、すりむいてしまったなど

(2)乾燥肌
・肉球がガサガサの乾燥肌
・散歩ルートがアスファルトの場所が多い(肉球の皮脂や水分が奪われやすい)

(3)トゲが刺さっている
(4)爪が取れたり、割れたりしている
(5)虫に刺された

等の原因が考えられます。

足先の痛みのチェックの仕方

(1)まずやさしく足を触る

(2)少しずつ力を入れて握ると「痛みのあるところ」で反応する

(3)痛そうにしている場所がわかったら動物病院へ連れて行って、必要な処置をしていただく!

痒みで足先を舐める

痒みの原因にもいろいろあります。

一般的に言われている代表的な原因が

(1)指間炎
(2)アレルギー性皮膚炎
(3)足裏バリカン

などがあります。

指間炎で足先を舐める

指間炎は「指の間で炎症が起こっている」ことを意味します。

炎症は白血球が侵入した異物を攻撃したときに放出する「炎症反応物質」で引き起こされる「不快だが必要かつ正常な反応」です。

つまり指間炎は異物が侵入したことに対する必要かつ正常な反応です。

問題は、皮膚表面に原因があるのか?皮膚の中に原因があるのか?他のどこかから指間に不快感がもたらされたのか?などを精査する必要がありますが、これは東洋医学的に調べればわかることなので、調べてもらって、対処していただいて下さい。

原因の場所でやることが変わるので、丁寧に調べてもらって下さいね。

アレルギー性皮膚炎で足先を舐める

これも、「…炎」ですから、指間炎と基本的には同じ考え方です。

アレルギー性皮膚炎なのに指間にだけ症状が出るということに老いなる疑問を感じますが、もちろん、「アレルギー性皮膚炎」にも必ず原因があるのでそれを調べて排除することで、状況は変わりうるのです。

症状を薬で消して安心したりせず、同時進行でそうなった原因を取り除いて、薬無しで生活出来るように取り組んでもらって下さいね。

足裏バリカンで足先を舐める

これは、トリミングのメニューの一つで、人間でもシェーバーを使ったらその振動などで血行が良くなり、痒くなるというのは普通のことで、病気などではありません。

シビれで足先を舐める

これは、神経系の異常の可能性があり、

(1)頸椎に問題
(2)椎間板ヘルニア
(3)血栓塞栓症

などの可能性があります。これは、飼い主さんの家庭ケアでどうなるものでもないので、かかりつけの動物病院で調べてもらって下さい。

精神的ストレス

これには、

1)分離不安
2)運動不足などのストレス
3)散歩に行けなくてつまんない
4)飼い主さんの気を引きたい
5)暇つぶし
6)寂しい

などが考えられます。

でも、いつも一緒にいる飼い主さんならハッと気付くと思うので、たくさん遊んだり触れたりして、ストレス発散を手伝ってあげてください。

たくさんの原因があるけれど…

1.肉体的ストレス
  1)痛み
     (1)キズがある
     (2)乾燥肌
     (3)トゲが刺さっている
     (4)爪が取れたり、割れたりしている
     (5)虫に刺された
  2)痒み
     (1)指間炎
     (2)アレルギー性皮膚炎
     (3)足裏バリカン  
  3)シビれ
     (1)頸椎に問題
     (2)椎間板ヘルニア
     (3)血栓塞栓症

2.精神的ストレス
  1)分離不安
  2)運動不足などのストレス
  3)散歩に行けなくてつまんない
  4)飼い主さんの気を引きたい
  5)暇つぶし
  6)寂しい

こんなに原因があると「難しい…」と思いがちですが、獣医師ならちゃんと調べればどのタイプの可能性が高いかはわかります。

診療に来るケースで一番多いのは?

当院でダントツに多いのが、

2)ー(1)の指間炎

です。

「指の間が不快だけど、なんでそうなるのかがわからない。いろいろ調べてもらったけれど原因不明と言われた…」
というケースですね。

当院が原因療法をやっているから多いのか、世の中にも多いのかはわかりませんが、90%以上はこのタイプですね。

もちろん、東洋医学的手法で調べれば、どこからこの痒みが来るのかは推定できるので、あとはその原因を減らしてどうなるかをみていけば必ず終点がやってきます。

原因が決まれば治療法が決まるが、原因は個々で変わる

当院は連れてこられる子の7〜8割が余命宣告されているという特殊な事情なので「こじれた状態の子」がほとんどです。

もちろん、どこに何の原因があるかは個々で異なりますが、「指間を舐めて赤く腫れる」は調べればそれらは絞れるし、推定できる原因が決まればやることが決まるし(原因が決まらないとやることも決まらない点が対症療法と原因療法の異なる点)、原因を減らしていけば必ず終点が来るわけですから、早く始めるに越したことはありません。

ぜひ、原因療法を行っている動物病院で「根本原因はどこに何があるのか?」を調べてもらって下さい。

あなたの愛犬愛猫が前肢を舐める必要が無くなる日はきっと来るはずです!


追伸:以前行った「転ばぬ先の杖!愛犬・愛猫のプチ症状対策セミナー 2021」の「8.前後脚を舐める」でこの話をさせて頂きました。もっと深く学びたいという方は、ぜひこちらの教材【8.前後脚を舐める】をご活用下さい。

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