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肉を加熱して食べたら、酵素を浪費して寿命が縮まないですか?

 また、残念な出来事が起こりました。
お安くて人気の焼き肉チェーン店で出された「ユッケ(生肉)」を食べた方が食中毒になり、亡くなった方もいらっしゃいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

 この出来事が起こってから、様々なお問い合わせをいただいております。いただいたご質問の代表的なものをご紹介いたしますと、

「ちまたには、生食用の肉は流通していないことを、今回初めて知りました。でも、生き物は一生涯で産生できる酵素の量は限られていて、いかに浪費をしないかが長生きの秘訣ですよね。そして、生の肉には『生きた酵素』が含まれていて、自分自身の消化酵素の浪費を防ぐことになって、長生き出来るわけですから、犬や猫、フェレットは生の肉でなければ、長生き出来ないと思うのですが、本当に加熱して食べさせても大丈夫でしょうか?加熱した肉を食べさせると寿命が縮むのではないかと不安です。」
というものです。


 私は、世の中にはいろいろな意見があり、それぞれには、それぞれのお立場から正当性があると考えております。
もちろん、中には「極端な意見」もあるでしょう。でも、そんなときは「ちょっと待てよ、実際はどうだろう?」と、今までの自分や他人の経験を頼りに「常識を働かせる」ことも重要です。

 この話を聞いたとき、私が中学の時の昔話を思い出しました。まぁ、中学生男子の考える事ですから、サラッと聞き流してください。

 当時、男子の間では、
「男は、一生涯に精子を出せる量が決まっていて、
 その量は一升瓶4本分(約72リットル)で、一番最後に赤い玉が出る!」
というウワサが広がっていて、
恐怖で縮み上がったものです(笑)。

でもしばらくして、
「そんなの、タバコ吸って長生きする人もいれば、
 健康に気を遣っていても短命な人もいるよね?

 だから、短命の人もいるし、長生きの人もいるわけだから、
 どうやって測るか知らないけど、
 総量が多い人もいれば少ない人もいるだろうし…
 人それぞれでしょ?


 そもそも4升って、誰がどうやって測るんだ?

 ずっと溜めておくのか???

 心配したってしょうがないんじゃない?」
と、気にしなくなったものです。


まず、精子の産生量が有限という話は、正確な認識ではありません。

このことは、「確実に有限の卵子」と、「実際は有限だけれど(死ぬまでだから)、死ぬまでは作り続けられる精子」について、考えればいいわけです。


精子と違って卵子は、出生後に卵子の元になる細胞(卵母細胞)が新たに作られることはなく、一生を通じて排卵される卵子は400個程度といわれております。

しかし、精子は、一日3千万〜数億個ずつ、「死ぬまで」生きている限り作り続けられます。もちろん、連続して射精した場合は、一回射精あたりの精子量が、順次減っていきますが、それは貯蔵量に限界があるからです。しばらくすれば、元に戻ります。

では、射精せずに溜めておけばいいのかというとそうではなく、回転寿司の様に古い精子から順番に廃棄され、新しいものが次々と作られ(握られ)溜められていきます(回転寿司のレーンに流れる)。レーンの寿司が減ってきたとしても、次々と寿司は握られ、レーンに流されてきますよね。


この話を女性にすると、大抵の方は
「さすが中学生男子!くだらないことで悩んでおる!健康、健康!」
と、哀れんでくださるものです。

 

 さて、話を戻しましょう。
上記のご質問では(肉に含まれる酵素の話です)、
生涯に産生できる酵素の量が決まっている
生の食材を食べれば食べる程、長生き出来る

が「正しいこと」という「前提」になっています。

はたして本当にその前提は正しいのでしょうか?


 まず、酵素は精子同様、身体の必要に応じて作られるものですから、確かに酵素が作られなくなったら生き物は死にますが、死ぬまでは作り続けられます。しかも、生涯に射精する量を測定できない様に、体内の全ての酵素量を測定する方法は無いはずですから、測定できないものを有限だと断定することはちょっと無理があるかなとおわかりいただけると思います。

 一説には、「寿命を表現するための一例」として表現されただけなのに、それが思いがけず広がってしまい「定説」になったともいわれております。

 仮に有限だったとして、非加熱で食べることで、食中毒のリスクは高まりますから、後は、どちらを選択するかという話になります。


 随分長く書いてしまいましたが、結論としては、

===
体内の全ての酵素量を測定する方法が無い→有限かどうかを調べる方法が無い!

根本がわからないわけだから、消化酵素を使いすぎると寿命が縮むかどうかも解らない
===
ということになります。

地球上には、加熱した食生活を主に送っている国が複数ありますが(中国など)、短命で絶滅しそうでしょうか?

それを考えても、加熱した食事を摂取すると酵素を浪費して寿命が縮むとは断定できないと思われます。

安心して加熱した食事をさせてください。

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