今、ペットアカデミーでは、
犬・猫のビタミン、ミネラルの働きについて学んでおります。
●どういう状態にすると欠乏症になるのか?
●どんなことになると過剰症になるのか?
などについて一つ一つ丁寧に学んでおります。
2012年5月号は「カルシウム」なのですが、
●カルシウム量が増えるとあちこちに骨が出来ると聞きました
●カルシウム量が増えると結石になると聞きました
様々なご質問をいただくのですが、
「増えると」
というザックリとした言葉が
飼い主さんや、ペットの仕事をしている方に
不安を抱かせているようです。
実際の「過剰症」の報告書を読みますと、
●通常の食生活では摂取しがたい量を
●毎日
●何ヶ月も
摂取した場合の話で、
今朝起きてきたら、
「昨晩のおかずに出した魚」の骨を
5人分食べられた
というアクシデントで
不調になるようにはできていないことがわかります。
ちなみに、身体には優れた調節機能があり、
●カルシウム摂取量が増えると吸収が抑制され
●カルシウム摂取量が減ると吸収が促進される
●体内カルシウム濃度に応じて排泄量も変化する
という仕組みがあるため、
毎食厳密な計算をしないといけないことにはなっておりません。
この他にも、カルシウムと結石の話など、
非常に興味深い内容を学べますので、
ぜひ、正確な情報を学んで、
する必要のない不安から解放され、
ペットとの楽しい時間をお過ごしください。