
こんなご質問をいただきました。
「 関節の悪い子にはナス科の野菜は与えない方がいいと聞きます。
我が家の愛犬もパテラの診断を受けていますが、特にじゃがいも、プチトマト、パプリカは普段の食事によく使っていますが、このまま与えていても大丈夫ですか?
さとるママさん」
さて、あなた様はどう考えられるでしょうか?
そこで、いきなりあなた様に確認させていただきます。
「新聞やテレビ、雑誌、インターネット、携帯電話」に接触せずに、"情報断ち"したら、リラックスできて、肩こりが軽くなった人もいる
という話を、
マスメディアに触れると、(必ず)肩こりになる
と言ったら、全く違う話ですよね。
(※ここで「ハイ」、と言っていただけないといけないのですが…)
次に、あなた様に質問です。
「ナスの味噌炒め」を食べたとき、体調によって、ノドがいがらっぽくなったことはありませんか?
(※ここもできましたら「アルアル」、と言っていただきたいのですが…)
この様に、ナスに含まれる成分が、痛みの原因になることがあります。
(※「ことがある」という表現が「とても」大事)
関節にナスはダメの話も、よーく元情報を調べてみれば、
「ナス科植物を食事から排除すると痛みが軽減したケースもあった」
が正確な表現です。
●軽減した←必ずゼロになるわけではない
●ケースもあった←必ずなくなるわけでもない
つまり、
「止めたら楽になるケースもあるから、止めてみるという選択肢もありだよね」
という話なのです。
こういう「一見わかりやすい話」は飼い主さんの間で広がりやすいのですが、伝言ゲームをしていくうちに
「不正確」
に伝わる事がほとんどです。
この話は酷いと、
「ナス科植物を食べると(その結果)関節炎に(必ず)なる」
と誤解させられている飼い主さんもいらっしゃいます。
この話は、
「知っていれば安心♪」
な内容なので、
ぜひ、「正確に」情報収集していただけたらと思います。
ということで、
「じゃがいも、プチトマト、パプリカは」
抜いてみて症状が軽くなるなら、
抜いてみたらいいかもしれません。
でも、関係ないかもしれません。
ということになろうかと思います。
さとるママさん、ご質問を本当にありがとうございました。
今後の追跡レポートもお待ちいたしております。
思い込みを排除して、観察してみて下さいね。
この様に、ペットアカデミーでは、実例を通して栄養学を学びます。
理論も大事だけれど、実践はもっと大事!
調べてつかんだ情報が間違いだった…
と、ならないように、時間を有効に使いたい方は、ぜひ、一緒に学びましょう!