
駿東獣医師会主催の飼い主様向けセミナーで「ペットのための手作りフードセミナー」というタイトルで講演をさせていただきました。
「手作り食という選択肢を無視できない世の中に変化してきた」ということなのか、お呼びいただけた様です。
十数年前とはまるで違う環境に変化しているようです。
普段は、いろいろ勉強している方向けのセミナーを行っているため、一般の方向けの講演は久々で、探りながらのセミナーでしたが、何通かメールでいただいたご感想では、
今日のセミナー、とても勉強になりました。
ユーモアあふれるお話で、あっと言う間の3時間でした。
もう少し長く聞いていたかったです。
今まで、8年手作りご飯を作ってきましたが、この先もがんばろうと言う原動力になりました^_^
ありがとうございます。
これから、手作りご飯のワンコがどんとん増えるといいなと思っています。
「手作り食は栄養バランスが崩れるからかえって病気になる」
と、私はずっと思い込んでいましたが、
今日のお話を伺って、
「確かに、そんなことになるのは難しい」
のだなあとわかりました。
ちまたにはいろいろな情報があって、何が本当なのかがわからず、私を含め、悩んでいる飼い主が多いと思います。
また、静岡に来て講演をしに来て下さい。
といただけて、少なくとも喜んでいただけた方が何人かはいらっしゃったとわかって、安心しました。
こんな機会をいただけた駿東獣医師会の先生方にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
どんな問題でもそうですが、解決の手法を限定してしまうと、手詰まりになりやすく、問題解決が難しくなります。
当たり前のことですが、相手は生き物ですから常に変化します。その変化に対応するのに、手法を固定するのはそれだけで問題解決のハードルが上がります。
つまり、
「●●を解決する方法は▲▲だけです!それ以外はあり得ません!」
という情報は、「ん?」と思って注意をした方が良いということです。
そんなことが理由かどうかは解りませんが、お呼びいただけて嬉しかったです。
情報は、大元から遠ざかれば遠ざかるほど、伝言ゲーム同様、原形をとどめない「誤情報」に劣化するのは避けられません。
ですから、最低でも学術論文をベースに学ばないと、もともとは「塩分は少なくても生きていける」という話だったのが、「塩分を与えてはいけない」などという間違った情報にいつの間にか変わっていたりするものです。
そのような現実があるので、私が情報提供させていただくときは、
「私というフィルターを通すことにはなりますが(仕方ない)、出来るだけ元の情報(学術論文)に忠実に情報提供する。それが出来る様に維持するために、日々の学びを止めない。」
「他人の話は参考にしても、確認は論文で行う」
ということに気をつけており、その様な習慣を、これからも手を抜かずに続けていこうと思います。
もし、「キチンとした情報を学びたいけれど、自分で論文を読むのは大変だなぁ〜。かといって、間違った情報に触れて時間を無駄にしたくもないし…。」
という方は、ぜひ、ペットアカデミーで共に学びましょう。
そして、資格を取って、「正しい情報を伝える仕事をしたい」という方は、ぜひ、ペット食育協会の養成講座でステップアップしてください。