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アレルゲン検査で陽性だった食べ物を食べていないのに皮膚症状が変わらない…

「うちの犬はアレルギーといわれましたが、
  何を食べても食べなくても皮膚が赤くて痒いようです。
  何が原因なのでしょうか?」

というご質問をいただきました。


多くの方がこういう場合、
アレルゲン検査をして、

アレがダメだ、これがダメだ

と一喜一憂されることが多い様ですが、
それを排除したフードを食べさせているのに、
ほとんどの方が問題解決できていないようです。

 

だとしたら「違うんじゃない?」
ということです。


まず、
何かを食べると明らかに具合が悪くなるという場合でない限り、
食物アレルギーではない可能性が高いです。

ということは、
そういう場合は制限食をする必要は全く無いということです。


このように、
「いわゆるアレルゲン」が原因ではないケースの
「皮膚疾患」があるようで、

する必要のないことをして、
症状が続くという
「努力が報われない状態」になることが多いようです。


時間と労力を有効活用するためにも、
必要の無い努力は最小限にしたいですね。

 読者からのご質問

6歳のシーズーです。
2ヶ月でウチに来た時から食が細く、
ふやかしたドライフードを完食することは滅多になく、
いろんな市販フードをためしました。

3歳の冬にストルバイト結石になり、
その時は獣医の治療食でなんとか消えましたが、
もともと腎臓の数値が高く水をあまり飲まない子で、
また再発するかも?といわれ、
手作り食をしている友達から須崎先生の事を聞き、
レシピ本を買っていきなり(汗)まぜご飯にしたら
すんなり食べてくれそれ以降結石は出ていません。

それより気になるのが生まれつきの皮膚の弱さ。
夏の暑さに弱く毎年お腹が赤くなり、
毎日ボリボリ掻くのを見るとたまりません。

昨年、夏の疲れか腸炎を起こし、血液検査の際に、
アレルギー検査も一緒にしてもらいましたが特に異常なし。
母親からの遺伝ではと言われますが、
持って産まれたものは治らないものなんでしょうか?
食べ物等でなんとかカイカイを解消してやりたいものです。

鈴木芳恵 さま

 須崎からのコメント 皮膚にかゆみがある場合、皮膚以外に「根本原因」があることがある

 ひょっとしたら、このケースは、飼い主さんのいろんな「解釈の変更」が必要かもしれません。

解釈を変更すると、今まで複雑だったものがスッキリしてくるはずです。

 食が細いという点について

 まず、
「食が細い」という解釈ですが、

元気→食費がかからなくていいのでは?
不調→体内にある不調のサインなのでは?
と解釈を変えた方がいいかもしれません。

食べられないには必ず理由があり、表面的なサインだけに惑わされないことが重要です。

 ストルバイト結石が治療食で消えた件

> ストルバイト結石が治療食で消えた
これは、

本当に出なくなった
のか、
フードで溶かしただけで、出来ているけれど出てこなくなった
のか、
区別することが必要です。

尿路に原因が残っていて、
尿路結晶ができてはいるものの、

「治療食」で「溶けているだけ」の状態

を、治ったと解釈するかどうかがポイントです


「治った」と解釈するなら、治ったなのでしょうし、
「いや、それは本質的には治っていない!」と思われるなら、
そうなのかもしれません。

 

> もともと腎臓の数値が高く
どの数値が、どの程度高いのでしょうか?実数値は?
その高さは誤差範囲なのでしょうか?
明らかに異常な数値なのでしょうか?

と、いろいろ伺いたいことはございますが、
今回は「高い」ということにしましょう。


6歳で腎不全は(そうは言われていないのだと思いますが)、
可能性としてはありえますけど、
早いですね、
違う理由がある「かも」しれないですね
という感じもします。

こればっかりは、直接診療しないと解らないことではあります。

 

> 水を飲まない
これは、尿路結石症のハイ・リスク・グループですね。

でも…

> 手作り食をしている友達から須崎先生の事を聞き、
> レシピ本を買っていきなり(汗)まぜご飯にしたら
> すんなり食べてくれそれ以降結石は出ていません。

この様に、
水を飲まなくても、水を食べればいい!
と対処出来るので、特に問題ないと思います。

 

さて、「いきなり」問題ですが、
簡単にご説明させていただきますと、

通常は問題ありません。

仮に、食事内容が変わって、腸内細菌がガラッと変わって下痢をしたとしても、
それは
「腸内細菌状態をリセットしました!」
という意味であって、

病気ではないので、

通常は「いきなり変えても大丈夫」です。

ただし、
今衰弱していて
ちょっとの変化が生死に関わる状態
ならば、慎重に取り組む必要があるとは思います。

 

では、皮膚の症状はどう考えたらいいのでしょうか?

 

> それより気になるのが生まれつきの皮膚の弱さ。
> 夏の暑さに弱く毎年お腹が赤くなり、
> 毎日ボリボリ掻くのを見るとたまりません。
> 昨年、夏の疲れか腸炎を起こし、血液検査の際に、
> アレルギー検査も一緒にしてもらいましたが特に異常なし。
> 母親からの遺伝ではと言われますが、
> 持って産まれたものは治らないものなんでしょうか?
> 食べ物等でなんとかカイカイを解消してやりたいものです。

皮膚症状とは全く関係ない話になりますが、
ストレスで下痢をする場合、
ストレスを感じるのは脳
脳から指令が出て、送られる先は腸(下痢)
の様に、

根本原因のあるところと、結果としての症状の出ているところが離れていることがあります。

 

上記の場合、
食べ物で下痢を改善するのではなく、
ストレスの軽減で改善することは、
どなたもおわかりいただけるかと思います。

 

今回の場合も、
皮膚を掻くことを「皮膚が弱い」と解釈されてますが、
実は、皮膚以外の所から皮膚に向かって、
皮膚が痒くなる様な指令が出ている可能性もあります。

 

例えば、
東洋医学では、腸と皮膚はつながっていると解釈されていて、
腸の問題が皮膚に出てくるという場合があります。

 

その様な場合の特徴として、
どんなに「良い(といわれる)」シャンプーをしても、
どんなに「良い」クリームを塗っても、
アレルゲンを含まない食事を食べさせても、
状況は変わらないケースがあります。

 

アレルゲン検査をしても
何も出てこないことを考えますと
(アレルゲン検査が今回必要かどうかは別にして)
皮膚の問題というよりは、
違う所に「根本原因」があるのかもしれません。

 「症状」が出ている場所は「弱い」のか?

症状が出るところを「弱い」と解釈する飼い主さんが多いのですが、

症状が出る=白血球が闘っている

ですから、大抵「正常」に「必要なことが起こっている」のです。

となりますと、皮膚は弱いどころか、全力で闘っているわけですから、弱いわけがありません。

ただ、皮膚のバリア機能が低下する様なことが、体内で起こっているため、すぐに皮膚から異物が侵入しやすい状態となっていて、結果的に「いつも皮膚症状が起こっている」可能性があります。

また、
遺伝子は、「環境が整ってはじめて機能する」ことを考えますと、
「遺伝です!」と言い切ってしまう前に、
やることがいくつかあろうかと思います。
(先生は断定はされていないようですから、
 可能性の一つとして提示されたのだと思います。)

 

ですから、
皮膚に症状が出ているときに、
皮膚しか考慮に入れないと、
「皮膚が弱い」という印象になりますが、

皮膚は丈夫だけれど、
内部から邪魔が入っている(どこかの国のことのようですが)
ことが少なくない様に思います。

 「食事が問題」なのか?

また、
皮膚症状が出ると、
多くの方は、すぐに「食事が問題だ」となってしまいがちですが、

腸などの他の臓器で起こっている問題が、皮膚に出てくることだってあります。


ですからこの辺は、皮膚以外の所も視野に入れてくださる、原因療法が得意な先生に、「現在、体内で一体どこにどんな問題をどのくらい抱えているのか?」を探っていただくことが重要かと思います。

 

何の原因もなく症状は出ません。

症状が出るということは、必ず何か原因があります。

まずは、
どこに問題があるのか?
その問題の原因は何か?
を探っていただくことが重要だと思います。

 

それと、便臭が気になる様でしたら、
腸内環境を良くするにはどうしたらいいのか?
をかかりつけの先生とよく相談されることをおすすめします。

 

須崎動物病院には、いろいろ取り組んだ上に治りにくい皮膚病の子がやってきますが、大抵、皮膚とは違う所に、皮膚疾患の原因になる様な問題があることが多かったです。


もちろん、この子の場合どうなのかはわかりませんので、「食事で何とかしたい…」というお気持ちはよくわかりますが、たぶんそうでは無い可能性があるので、ぜひ、かかりつけの先生と良く相談されてください。


もし、原因療法の動物病院を探すのに時間がかかりそうならば、こちらのセミナーやDVDをご活用下さい。
きっと、何をどう考えたら良いのかのヒントになると思います。

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