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2015年12月
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活性水素水で腎不全が治る?

腎不全とは?

血液のフィルター機能を持つ腎臓のフィルター(糸球体;しきゅうたい)が目詰まりして血液を綺麗にできなくなり、その結果、体内の老廃物が排除できず、その老廃物で具合悪くなる状態(尿毒症)になることです。

糸球体とは?

腎臓には糸球体(しきゅうたい)とよばれる「血管が毛糸玉の様に集まった場所」があります。

フィルターとは?

この血管の内側に敷き詰められた細胞と細胞の間がフィルターの穴になります。

血液はどの様にして綺麗になるの?

通常は、糸球体のフィルターで血液の大半を一旦濾過し、必要な成分を続く「尿細管」で血管の中に取り戻し(再吸収)、不要なものを尿として排泄します。

雑然とした机の上を掃除するときは、一旦机の上のものを全部段ボール箱の中に入れ、必要なものを戻し、不必要なものを処理するのと似ていますね。

ネフロンで濾過→再吸収→血液綺麗に!

この糸球体1個と、尿細管1本の組み合わせをセットで「ネフロン」とよびます。

糸球体で一旦全部出して、尿細管で必要なものを取り戻す→血液が綺麗になる

これが、腎臓の役割の一つです。

糸球体は加齢とともに動脈硬化で潰れていく

しかしこのフィルターの穴も、動脈硬化などの理由で潰れると、濾過機能が十分に発揮できなくなります。

その結果、体内の老廃物が排除できず、その老廃物で具合悪くなる状態(尿毒症)になることです。

糸球体の数に余裕はないの?

通常、腎臓が健全な場合には、ネフロン全体の25-30%程度くらいしか使用しておらず、かなり余力があります(残りの70-75%はスペア!)。

というのは、ネフロンは一度壊れると再生しないので、はじめから余裕を持って多いのです。

しかし、全体の70-75%程度が壊れると、血清中クレアチニン濃度が上昇しはじめ、腎不全の症状も現れてきます。

では、腎不全の症状にはどんなものがあるのでしょうか?

腎不全の症状とは?

・水をやたらと飲む
・頻尿(大量の薄い尿)
・体重が減る
・貧血(口の中の粘膜の色が明らかに薄い色)
・睡眠時間が長くなる(栄養の低下により疲れやすくなる)
・むくみ
・便秘
・疲労
・口臭
・尿毒症
 ・吐き気や嘔吐
 ・口に潰瘍ができる(最終段階)
 ・食欲がない
 ・無気力
 ・下痢

などです。

腎臓病は治るの?

先ほども申し上げた通り、ネフロンは一度壊れると再生しないので、通常は全体の25-30%程度くらいで対処し、途中までは潰れたら残りのスペアで対処出来ます。しかし、貯金を切り崩していたらいつか貯金がなくなるように、スペアもなくなり、後はジリ貧になるだけです。

ですから、早い段階で「糸球体」の損傷を防ぐことが重要となります。

腎臓病は早期発見できるのか?

では、腎臓病は早期発見できるのでしょうか?

残念ながら、早期発見はほとんど難しいのです。

なぜなら、腎機能が残り30-25%ぐらいにならないと、症状が出てこないからです。

効果的な治療法?目指すゴールは?

大抵の場合は、腎機能が残り30-25%ぐらいになってから慌てて残りのネフロンの減りをゆっくりにしようということになります。

ときどき、正常になったという話を聞くけど…?

「ときどき、クレアチニンの値が正常になったという話があるけれど、あれはナニ?」
という方もいらっしゃいます。

それは、大抵の場合は急性の糸球体腎炎の場合で、一過性に糸球体で炎症が起こって症状が出ている場合で、炎症の原因である異物が何かがわかり、その量が減ればクレアチニンの数値が下がることがあります。そのことを言っているだけです。

「水素水で腎臓病が治る」って聞いたことがあるんだけど…

それは「治る」のではなく、「クレアチニンの値が下がった」というだけで、それが伝言ゲームでいつの間にか「治った」と情報が一人歩きしているのだと思います。

「水素水」に含まれる「活性水素」は、体内に存在する「活性酸素」を中和して、活性酸素によってダメージを受ける体内組織を守るから、老化防止になるといわれております。

しかし、果たしてそうなのでしょうか?

活性酸素はそんなに悪いものなのでしょうか?

そんなに悪いものがドンドン出てくる身体になってしまうのでしょうか?

活性酸素は必要があって出る

活性酸素は、白血球が異物と闘ったときに異物を攻撃する目的で放出されます。

ですから、活性酸素は必要があって出るものであり、悪いものではありません!

ただ、その活性酸素が周囲の細胞に作用することで組織損傷が起こります。これが老化や動脈硬化に繋がっていくといわれております。

水素水が良い?

「ということは、その活性酸素を途中で中和したら、老化も動脈硬化も防げるジャンっ!」というコンセプトが「活性水素が良い!」という話に繋がっている様です。

確かに以前、活性水素のサプリメントを活用していた頃、症状が緩和されるので、一時期販売していたことがあります。

確かに症状が緩和されるので、すごい便利なアイテムだなと思っていたのですが、「家庭内在庫が無くなって、注文しなきゃ!」という状態になり、しばらくのめない時期があると、強い症状が出る…サプリが届いて再開すると症状が消える…

「やっぱり、水素がいいんだ!」

そう思いますよね…。

でも、本当にそうなんでしょうか???

水素がいいのではなく、症状が出なくなるだけで原因は残っている…

もう一度思い出してみてください。

「活性水素で活性酸素を中和するから症状が緩和される」

まぁ、これはいいでしょう。

しかし、異物を除去する目的で放出された活性酸素を中和したら、異物はどうなるのでしょうか???

そうです!減っていないのです!!

だから、活性水素がある間に攻撃が無いから異物量が増え、活性水素がなくなれば異物を除去するために活性水素が沢山出る→症状が強く出る…

これ、活性水素が治しているのではなく、単に症状が緩和しているだけで、異物量はむしろ増えているという可能性があるのです。

実際、原因療法で調べると、異物量が増えているのです!

そこで思いました。

「活性水素で症状を緩和させるのは、異物量を減らすわけではないから、飼い主さんを不必要に安心させ、問題解決を先延ばしにするだけだから、これは良くないのではないか…」

活性水素水は腎不全に良い?

そんな経緯から、「活性水素を摂取すると腎不全に良い」という話を聞くと、「うちにやって来た子の場合で話をすると、炎症が落ち着くから、それでクレアチニンの数値が下がる子はいたけれど、原因療法的には異物量が増えていたから、数値が下がったからといって喜べる状況ではないかな…」と思ってしまいます。

症状を緩和させるのは悪いことではありませんが、原因療法的に考えると、活性水素で症状を緩和することはできても、根本的な解決になるかどうかは疑問…という意見です。

もちろん、須崎は決めつけたりしません。

でも、最近この質問をよく受けるので、一つの参考意見として、心にとどめておいてくださいね。


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