
2016年6月26日に博多で原因療法セミナーを開催いたしました。
このセミナーは、通常の対症療法的な治療とは違う、「症状の元になる原因を取り除く治療法」のセミナーです。
対症療法が悪いとか、原因療法が良いという話ではなく、飼い主さんに選択肢を増やすお話しです。
通常、僕のセミナーはリピーターの方が多いのですが、今回は初参加の方が半分以上もいらっしゃいました。
このことは、この内容に興味を持って下さる方が多いことを意味していると思います。
今回参加して下さった方の一部のご意見ですが、「薬を使っても治らないから、他の選択肢を探してきました」というものがありました。
私は、西洋医学が悪いとは全く思っていません。それで命を救われるケースは沢山あるからです。そこに間違いはありませんし、僕は一定の信頼を置いております。
しかし、世の中に万能な方法はありません。
対症療法も万能ではありませんし、原因療法も万能ではありません。
それぞれのメリット・デメリットを知って、賢く選択したいものです。
そのためには、原因療法というものを知ってみたいという方がこんなに多かったことに驚きました。
セミナーはいつもの3時間コースの半分の90分でした。
今回は入門編なので、90分にしたのですが、よほどお役に立てたのか、
「もっと聴きたかった。」
「また来ます。」
「次はもっと深い話も聞きたいです。」
「定期開催して下さい。」
「ペットのセミナーでこんなに笑ったのは初めてです!」
「噂には聞いていましたが、面白かったです。」
というご感想を頂きました。
そして、セミナー修了後の片付けの時間に、受講生の方が近づいてきて、「片付けながら聞いてください。今日のセミナーを聴いて、知らないことがリスクだと思いました。自分ではいろいろ勉強してきたつもりでしたが、まだまだ知らないことがこんなにあるんだと、愕然とする一方で、ヤル気も出てきました。これからもよろしくお願いします!また来て下さい!」と、嬉しいお言葉を頂きました。
残念ながら片付けながら聞いていたので、どなたにそう言われたのか、お名前を聞きそびれましたが、開催して良かったなと思いました。
知っても受け皿がなければ、知るだけモヤモヤするというご意見もあろうかと思いますが、知ったら行動が変わることだってあろうかと思います。
実際、須崎動物病院 八王子本院には、北海道や福岡からお越しになる方もいらっしゃいます。静岡や名古屋、栃木、茨城からは普通にお越し頂いております。
山口県の移動式診療所には福井県からお越しになった方もいらっしゃいました。
もちろん、交通手段が限られているため、世田谷から八王子につれてくるのが難しいという方もいらっしゃいますが、気合いの入った飼い主さんは、あまり距離は関係なさそうです。
そうすると、選択肢を知っていれば選択できたかもしれないことをお伝えできないのは、飼い主さんにとって損なことであり、私たちももっと発信力を高めないといけないなと反省した次第です。
そもそもペットアカデミーを始めたのは、「情報の地域格差をなくしたい」という動機からでした。
ネット上の情報は玉石混淆、その中から適切な情報を探すのは、かなり予備知識が無いと難しいもの。その予備知識を身につけて頂きたく、2005年にペットアカデミーをスタートしました。
人がやらない診療形態を、自信を持って行うために、私は日々学ばせていただいております。
ですから、
「知っていれば防げたこと」
「知っていれば悩まずに済んだこと」
を職業上沢山知っております。
それを全力で教える場が「ペットアカデミー」です。
受講生の方々からは
「ネット上の情報が嘘か本当か見抜ける様になりました!」
「ペットアカデミーでは知識はもちろんですが、ものの見方、とらえ方、考え方という人間力を学ばせていただいております!」
「ペットアカデミーは、取り扱う内容は栄養学ですが、それを通じて、日常陥りがちな誤りを未然に防ぐ知恵も学ばせてもらっている気がします!」
などのご感想をいただき、嬉しく思っております。
ものの見方・とらえ方が身に付けば、それは一生の財産です。
これからも、ペットアカデミーを通じて、好奇心と向上心のある方々に、ペットの食事やホリスティックケア情報を通じて、
●学術的な情報を
●解りやすく楽しく学び
●本物の情報とニセモノの情報を見抜く力を養い
●一生の財産である問題解決力を高めて
●悩みを減らす
お手伝いをさせていただきます。
もし、
「私もペットの食事やケアでこれ以上悩みたくない!」
という方は、ぜひ、ペットアカデミーを有効活用してください。